2012年11月28日

『六花の勇者 3』

戸流ケイ 先生のコミックス第1巻も刊行されている、山形石雄 先生のファンタジー作品
第3巻は “ゴルドフ” や凶魔たちの言動に益々翻弄される六花の勇者たちを描きます。
(イラスト/宮城 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/_rokka/#b03


「四章 ゴルドフ・アウオーラの煩悶」に至るまで、“アドレット”たちのあずかり知らぬ
ところで話が着々と進んでいるので疑念の連鎖は果てなく続いていきます。“ゴルドフ”は
確かに不可解でしたが「彼女」の怪しさに言及する辺りはいい意味で含みがある感じで。

その「四章」以降 “ゴルドフ” の生い立ちや “ナッシュタニア” に対する忠誠の裏打ち、
そして谷へ辿り着いてから “チャモ” の死を回避するために “アドレット” たちが目に
しなかった数々の事実に触れ、孤軍奮闘する様子が実に手に汗を握らせてくれます。

“テグネウ” と “ドズー” との賭け。圧倒的に後者の分が悪いそれを “ゴルドフ” の
忠誠心が勝ちへと導きました。「まさに騎士かくあるべし」といった彼の功績が無くては
物語が終わっていた六花の勇者たちは“テグネウ”を討てるのか、次巻の展開にも注目です。

posted by 秋野ソラ at 01:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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