2012年07月28日

『ミニッツ2 〜神の幸運、天使の不運〜』

乙野四方字 先生が贈る学園騙し合いラブストーリー第2巻。相手の心を読む “櫻” の
力では太刀打ちできない、運命を味方につけ常勝するという相手が立ちはだかります。
(イラスト/ゆーげん 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1207.php#new7


「ワルツの14番」で “明芳” に勝負を挑むところの駆け引きも相当なものですが、その
常勝少年を巡ってのせめぎ合いもまた想像以上にフェイクの連続で深く静かに熱い展開を
見せてくれています。・・・“櫻” はツメが甘いっすねぇ(苦笑)。

牽制し合う “櫻” と “遙” のやりとりを見ているのが相変わらず面白いところ。更に
今巻では渦中の勝負において男を魅せた “陣内” と感情が表に出ない “よもぎ” が
僅かな成長の一歩を踏み出した場面も目を惹くところがありました。

また、もう一つ焦点を当てるべきところとして、“櫻” が思わぬところから見届ける
ことになった 「鬼火憑き」 の能力のぶつかり合い、その顛末。“茉莉” が気付いた
彼ら、彼女らの共通点が何を意味するのか。続きに期待が掛かる展開となっております。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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