2011年12月27日

『千の魔剣と盾の乙女(5)』

川口士 先生が送る人気シリーズ、魔剣ファンタジー第5巻は “ロック” のピンチを
救うために愛槍を失った “ナギ” へ新たな魔槍を渡すべく旅立つ彼らを描きます。
(絵 : アシオ 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804281


・・・意地でも “エリシア” に色んなコスチュームをさせようとする アシオ 先生、天晴れ!


それはさておき、「武器が無ければ足手纏いになってしまう・・・」 と苦悩する “ナギ” と
その様子を見守る “ロック” や “エリシア”、“フィル” の機微を描くところに比重を
置いた代わりにバトルの描写はおさえめ、という潔さがまず良かったかな、と思います。

その潔さが、“ディムナ” との会話から 「呪い」 に対してある1つの解を導き出した
“ロック” の成果をより印象づけられたと感じています。それを為せるのも 「ホルプ」、
そして仲間たちあってのこと、というのがまた熱い。

“グラーニャ” を許し、そして “ナギ” の真摯な想いを受け止め──と、オビにある
“匿名希望の魔剣使い” の悩みは解消されるどころかますますハーレム・ルート一直線
という感じですが、ギスギスしてないのがまた珍しい関係だなと相変わらず思うワケで。


“バルトゥータス” の動向も要注視ですが、彼らの次に向かう先に期待したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 02:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/52442791
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック