2011年12月15日

『覇道鋼鉄テッカイオー』

八針来夏 先生の 「第10回 SD小説新人賞・大賞」 受賞作。ライトノベルには少々珍しい
ロボットもの、ということで興味をもって手にとり、読ませていただきました。
(イラスト/Bou 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/new/1111.html#b01


・・・うん、確かに読みにくい、というか読み終えるまでに時間が掛かったな、という印象は
ありましたけれども、それに勝る面白さはあったと思います。技の名前を叫びながら拳を
ぶつけ合う、とか胸が熱くなります。・・・そういえばウチ「Gガン」とか好きやもんな・・・。

そんな熱さの中にひたすら 「童貞ネタ」 を織り交ぜてコミカルな場面を演出するのが
単に熱いだけじゃない面白さがある、と言いますか 「童貞じゃなければ強くなれない」
という流派、そして “カザン” のジレンマを大いに活かした話運びだったように思います。

そのジレンマは相棒である “ルゥラン” との密接な関係にも絡んできて 「好きなのに、
でも繋がれない」 という懊悩を上手く描いてきたところも良かった点として挙げていい
かと思います。とりあえず、続きが出ても何ら問題ないレベルではないでしょうか。

posted by 秋野ソラ at 00:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/51917227
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック