2011年12月09日

『百億の魔女語り(4) 魔女って一体なんなのかしら、ねえ――』

竹岡葉月 先生のシリーズ5冊目にして最終巻。妹 “アディリシア” と共に「禁域」へと
旅立った “エーマ” を追う “アルト” たちが目にした光景から魔女の根源に迫ります。
(イラスト:中山みゆき 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_04


偏屈な “アディリシア” もやはり人の子。それなりの情というものは持ち合わせていた
ようで安心しました。「聖獣眷属論」 の真相を確かめようとして気付いた 「魔女語り」
という可能性が常識を揺り動かす、ということで今度は彼女に世界が巻き込まれそうです。

そんな世界の安寧に一役買った 「盟約」 という存在。“エーマ” たちが 「禁域」 で
遭遇したものが、体感した不思議な出来事がそれを物語ってくれました。命を賭けさせる
ことで秩序を保たせる、というのはなかなか面白い考え方だと思いました。

それにしても “アルト” は色んな経験を(否が応でも)することになって大変でした。
まぁ 「お幸せに」 と言わせていただきましょう。二人それぞれのモノローグが結びつきの
強さを如実に表していたかと思います。


名残惜しいところではありますが、竹岡 先生に完結のお喜びと感謝の意を表しておきます。

posted by 秋野ソラ at 02:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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