2011年12月01日

『剣の女王と烙印の仔(8)』

杉井光 先生が描く本格ファンタジー作品もついに最終巻。“ミネルヴァ” や “クリス”、
“フラン” たち 「銀卵騎士団」 の面々、果ては世界の命運が決まります。
(イラスト:夕仁 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/780


“クリス” の意思を汲んでもなお、刻印の運命に打ちひしがれてもなお、共に在ろうとする
想いの深さ、最後まで剣を手にすることをやめない強さを “ミネルヴァ” が見せてくれた。
だからこそ円環を閉じることができたのだと思うと感慨無量な面持ちになります。

「銀卵騎士団」 の衛生兵、団員の中では一般人に近い “パオラ” の苦悩と、折れそうに
なりながらも不屈の頑張りを見せたところが一番グッときました。瀕死の中で執念を見せた
“フラン” や “ジル” から手渡された片眼鏡を胸に涙する場面とかもうね。

あとがきにある 杉井 先生の裏話や 夕仁 先生の設定資料を拝見して、これまでの足跡に
想いを馳せつつ、「コミックフラッパー1月号」(12/5発売)からあきやまねねひさ 先生
による漫画連載へと受け継がれていく、ということでそちらも楽しみにしたいところ。


・・・ということで 杉井 先生、無事完結おめでとうございます。そして執筆お疲れ様でした。

posted by 秋野ソラ at 01:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/51228394
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック