高木幸一 先生の 「第3回 GA文庫大賞・期待賞」 受賞作。好き、という気持ちに突如
向き合うこととなった少年の機微を描くトライアングル・ラブコメディ、拝読しました。
(イラスト:庭 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/hamada/ 】
関係が、繋がりが断ち切れるのを恐れて何かにつけちょっかいを出す “公” の性格。
“公” に紹介された親友 “田所” の妹 “恵衣美” と “詠羅” が互いをいがみ合う
性格。いずれも親の都合である、というのがいかにもありそうな設定で親近感を呼びます。
開けっ広げで隙だらけ。初めて会った人の人間関係に問題があると分かれば知らず知らず
お節介を焼かずにはいられない “公” の言動が、またそれに関係する人たちの思いが、
感情が奇をてらうことなく、等身大な少年少女らしさを示しているのも同様なところで。
「キャラクターを身近に感じてくれればとてもうれしい」 とあとがきにある 高木 先生の
想い。少なくとも私自身はそう感じることが出来たように思います。ただひたすらに素直な
青春ラブコメとして楽しむに足る仕上がりの作品ではないかと申し上げておきます。
2011年11月18日
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