健速 先生が描く、六畳間を巡るラブコメから異世界へと飛び出した番外編の第2巻。
着実に伝説の青騎士へとその身を近づいていく “孝太郎” の立ち居振る舞いに注目です。
(イラスト/ポコ 先生)
【 http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1111.php#novel111106 】
青騎士が表舞台から姿を消した本当の理由。そしてクーデターから始まった一連の騒動に
潜む思惑。すべては 「フォルトーゼ皇国」 の宝剣 「シグナルティン」 が関係していた
ということで、鍵となるアイテムとしての話の繋げ方が良かったと思います。
また、「シグナルティン」 を介して “アライア” が抱く “孝太郎” への高まりゆく
想いを確固たるものへと繋げさせる演出も素敵でした。いつか分かれる運命にある、と
悟った彼女の複雑な心境と相まって特にそう思います。
更に言えば、あの時に伝えきれなかった言葉が幾星霜を重ね、“ティアミリス” による
脚本、そして舞台劇という体裁をとって “孝太郎” の胸に深く響くことになったという
締めくくりもロマンティックで良かったです。最後まで堪能させていただきました。
2011年10月30日
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