2011年06月14日

『ひきこもりの彼女は神なのです。(2)』

「第2回ノベルジャパン大賞:大賞」 受賞者である すえばしけん 先生がお届けする
超日常ストーリー第2巻。神々が持つ考え方の違いに “天人” は今日も振り回されます。
(イラスト/みえはる 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1106.php#novel110605


  “螢” とその兄である “翔馬”。

  “亜夜花” とその兄である “海里”。

  “万那” と “千那”、その兄神。


それぞれ妹と兄という関係から、互いにどう影響しあって生きてきたのか。すれ違い、
求め、追いすがる、そんな点がクローズアップされて話が進む第2巻だったかな、と。
仲が良ければ悪いこともある。それが各人、各柱の言動に上手く繋がっていたかと。

中でも目を引いたのは “千那” でしょうか。戦神とはどういうものか、「紅南寮」で
見せている普段の生活ぶりからは窺い知ることの出来ない 「人ならざるもの」 としての
存在意義、そして気持ちが印象深く胸に残ります。

“梨玖” に対する対抗意識が拭えない “亜夜花” のスタンスが、素直になれない彼女の
「らしさ」 を演出しているのもポイントかと。このまま “天人” とどう向き合っていく
つもりなのか、興味深いところでもあります。次巻にも大いに期待ということで1つ。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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