河野裕 先生の大人気シリーズ第5巻。再生した “相麻菫” のために出来ることを
探る “浅井ケイ” とその姿を見届ける “春埼美空” の機微に注目です。
(イラスト:椎名優 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201009000106 】
最初から挿絵の入れ方についてはデザインも含めて挑戦的なことをしているなぁ、と
思っていましたが “菫” と “美空” が相対する場面はインパクトがありました。
『アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ』 で感じたものに通じると思います。
章題に「模造」「模倣」といった意味合いを含む単語を使用しているのも今巻の内容を
端的にイメージさせるに足る効果があって感情移入しやすかったと感じております。
そして “ケイ” の言動にすらその意味合いをのせてくるラストについても同様に。
「リセット」 することの功罪、そして1つ可能性を示すことになった今回の出来事。
“ケイ” や “美空”、“菫” にとって十全たる未来へと進んでいるのか不安要素を
残しつつ引きを見せているのが何とも上手いところで続きが気になる今日この頃です。
2011年05月14日
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