比嘉智康 先生が送る下校物語、ついに完結。前巻でそれまでの装いをガラリと
変化させた話の流れがどうやって落ち着くのか、まさに注目の的であります。
(イラスト:すばち 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=27486 】
読み始めた頃からすると 「まさかこんな展開に突き進むなんて・・・!」 と最後まで
驚かされっぱなしのお話ではありましたが間違いなく 「読めて良かった!」 と声を
大にして言えるのではないかと、読み手の一人としてまずは言わせてもらいます。
“留萌” の想いを、そして “千歳” を守ろうとする “十勝” がどんどん格好良く
なっていく様子と、己の性欲を満たそうとする “東神楽” がどんどん異常性を帯びて
いく様子が、強烈に、そして鮮明に最後まで読み手の心を掴んで離さない展開が秀逸。
そんな想いを強くさせてくれる 「留萌の回」 から 「エピローグ1→2」 へと流れて
いくにつれて改めて 「勝ち越しさんすげー!」 と言わざるを得ない “十勝” さん。
「真の下校道」 を魅せつけられて大満足です。
比嘉 先生、最後までお疲れさまでございました。次回作にも期待したいところです。
2011年04月09日
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