2011年03月19日

『魔法の材料ございます(6) ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚』

「魔材」 第6巻の印税を 「東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)」 の義援金にする
という 葵東 先生の決断に頭の下がる思いを抱きつつ、読了しましたのでご紹介します。
(イラスト:蔓木鋼音 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/mahou/index.html
http://aoiazuma.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-7681.html


・・・ウチも 「劇場版なのは 第二弾」 には今から期待しています!(ぇ


さて、今巻は短編集ということで

  「出会いと別れの日」(『GAマガジン Vol.3』収録)
  「水の都の影働き」(『GAマガジン Vol.4』収録)

のほか2つの小編を加えて計4つの章立てとなっております。以下、個別に見ていきます。



「蒼穹の誓い」

 “フィンギルト” に会うべく “シャルト” と共に “リリアーナ” が向かった先は
 「バラキア神国」。一面に揺れる小麦の穂に例えて語られるその国と “フィンギルト”
 の真実、告げられる “シャルト” の真の目的。小編ながら密度ある熱い展開でした。


「ドーク魔法材店初代店員苦労譚」

 先の旅において運命共同体としての関係を強くした “シャルト” と “リリアーナ”。
 彼の様子からそれを察してしまった “サシャ” が焦って攻めに転じようとするお話。
 ・・・GA文庫でも見開き挿絵、きましたか。圧巻というか、ド迫力というか。(^^;


「水の都の影働き」

 第3巻で “ニンス” が 「その行動」 に至った経緯を補完するかのようなストーリー。
 影役としての立場から当時の騒動を振り返りつつ、影役の背景を活かした話運びから
 “リリアーナ” との絆の深さも演出してきています。雑誌でも興味深く拝読しました。


「出会いと別れの日」

 とある哀惜の念をもとにして、これまたとある人物と運命を繋げた過去を想起する物語。
 これも雑誌にて読ませていただきましたけど 「これ」 が 「ソレ」 になるですか? と
 驚かされること間違いなしの内容ですので、未読な方は是非読んで確かめてみて下さい。



ということで次巻予告を見て期待の高まる第7巻の刊行を楽しみにしておくことに致します。

posted by 秋野ソラ at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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