「魔材」 第6巻の印税を 「東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)」 の義援金にする
という 葵東 先生の決断に頭の下がる思いを抱きつつ、読了しましたのでご紹介します。
(イラスト:蔓木鋼音 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/mahou/index.html 】
【 http://aoiazuma.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-7681.html 】
・・・ウチも 「劇場版なのは 第二弾」 には今から期待しています!(ぇ
さて、今巻は短編集ということで
「出会いと別れの日」(『GAマガジン Vol.3』収録)
「水の都の影働き」(『GAマガジン Vol.4』収録)
のほか2つの小編を加えて計4つの章立てとなっております。以下、個別に見ていきます。
「蒼穹の誓い」
“フィンギルト” に会うべく “シャルト” と共に “リリアーナ” が向かった先は
「バラキア神国」。一面に揺れる小麦の穂に例えて語られるその国と “フィンギルト”
の真実、告げられる “シャルト” の真の目的。小編ながら密度ある熱い展開でした。
「ドーク魔法材店初代店員苦労譚」
先の旅において運命共同体としての関係を強くした “シャルト” と “リリアーナ”。
彼の様子からそれを察してしまった “サシャ” が焦って攻めに転じようとするお話。
・・・GA文庫でも見開き挿絵、きましたか。圧巻というか、ド迫力というか。(^^;
「水の都の影働き」
第3巻で “ニンス” が 「その行動」 に至った経緯を補完するかのようなストーリー。
影役としての立場から当時の騒動を振り返りつつ、影役の背景を活かした話運びから
“リリアーナ” との絆の深さも演出してきています。雑誌でも興味深く拝読しました。
「出会いと別れの日」
とある哀惜の念をもとにして、これまたとある人物と運命を繋げた過去を想起する物語。
これも雑誌にて読ませていただきましたけど 「これ」 が 「ソレ」 になるですか? と
驚かされること間違いなしの内容ですので、未読な方は是非読んで確かめてみて下さい。
ということで次巻予告を見て期待の高まる第7巻の刊行を楽しみにしておくことに致します。
2011年03月19日
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