2011年03月12日

『パニッシュメント』

『ストレンジボイス』 の刊行からおよそ1年。江波光則 先生が新たに描き出す
ローリング必至な青春&恋愛模様、ということで読ませて頂いております。
(イラスト/海童博行 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/10kikan/10kikan1101.html#_01


最近、ワリと緩めのラブコメ作品を読む機会が多かったこともあって、読了後は
ガツンと一本、力強いのを入れられたような気分でした。芯のあるストーリーに
出会えたのは良い刺激になったと思っています。

「父親が新興宗教の教祖」 という関係をラストへ向かうにつれて 「これでもか!」
というくらいに活用してきたのが印象的で、主人公 “郁” の周囲が少しずつ汚染
されていくかのような感覚には妙に現実的な光景を思い浮かばされました。

それでいて 「誰かを殺しそうな顔」 の由縁が分かった後の追い込みにある意味
驚愕する思い、またある意味で 「あらすじ詐欺だ!」 という思いは拭えない
ところも特徴と言えば特徴でしょうか。とは言え、悪くない一手かと思います。

posted by 秋野ソラ at 22:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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