田名部宗司 先生の 「第16回 電撃小説大賞」 大賞受賞作である幕末ファンタジーが
約1年ぶりに続巻を刊行。大坂に場を移した “伊織” と “冬馬” の動向や如何に。
(イラスト/椋本夏夜 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new11 】
今巻も読み終えるのに予想以上の時間を費やしたかな、と思いますが幕末の志士を
あれやこれやとつぎ込んでこられたので苦にすることなく楽しめたと思います。
壬生浪士、なんて出てくるとやはり感情移入しやすいと言いますか。
“伊織” と同じく 「適塾」 の門下生 “来青” の失踪、掛けられたオーク騒動への
嫌疑、事件解決へ動き出すにつれて見えてくる陰謀、“冬馬” と共に立たされる窮地。
種明かしをされる最後の最後まで揺れ動かされる展開は読み応えがありました。
“伊織” と “冬馬” の仲、というか距離も鞘当てがあったことで少し縮まった感が
あるのも見どころでしょうか。随分とやきもち焼きでござるな、ということで先生も
心機一転して執筆にあたられるようですので動向を注視しておこうと思います。
2011年02月26日
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