2011年01月22日

『とある飛空士への恋歌(5)』

スロースタートの後に加速度的な盛り上がりを魅せた犬村小六 先生のスカイ・オペラ。
宣言どおり、ついにその幕を引くべく満を持しての最終巻が刊行されております。
(イラスト/森沢晴行 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/release/index.html#03


まず言うべきなのは 「読めてよかった」 「ありがとう、犬村 先生」 という想い。
出自を明らかにすること躊躇することなく “クレア” への憎しみを一途な愛へと
昇華させた “カルエル” の、青年としての成長ぶりには目を見張るものがあります。

“カルエル” のひたむきな想いに似た感情を胸に秘めた彼女の独白。切ないほどに
強い想いの吐露を目の当たりにして思わずもらい涙を頂戴することになりましたよ。
歌えない恋の歌もある──。彼以外の物語があったことを如実に示してくれました。

『とある飛空士への追憶』 に続いて間違いなく秀作、名作の域に達したと思います。
未読の方は 「読みたい本がないな」 と感じた時に思い出して手に取ってみて下さい。
これほどにロマンティックな恋物語、失望させることは無いと確信しております。


#最後まで強く印象に残してきたなぁ、「アリーメン」。(w

posted by 秋野ソラ at 00:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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