「第2回GA文庫大賞」 優秀賞を受賞された 海空りく 先生のデビュー作です。
想いと魔術が交錯する現代学園異能バトル、ということで読ませて頂いております。
(イラスト:純珪一 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/danzai/ 】
過去を無くし、過去に救われたからこそ人に何かできる人間たることを望む “大和”。
過去に過ちを犯し、過去を清算するべく彼の住む街に現れた美しき魔術師 “静馬”。
2人の出会いが日常を非日常へと誘う、まさしく異能な者たちが引き起こす物語。
街で頻発する「台東市連続猟奇殺人事件」、6年前に突如生まれた「人食い屋敷」。
二つの点を結んだ先にある、全ての始まりにして終わりを迎えた東雲家の謎──。
見えていた過去、見えなかった想いの絡ませ方が上手くて読みやすかったです。
・・・それにしても、何気にインパクトがあったのは “大和” の妹 “ましろ” かと。
いくら兄が心配だからってあんなことや「おしおき」までしようとするなんて。
彼の幼なじみ “穂波” も艶っぽい妖しさを見せていて気になる存在だったり。
そんなキャラクターたちのやりとりも面白さを見せたところで続刊の刊行予定あり、
とのことですので楽しみにしつつ、その時を待たせてもらおうかと思うところです。
2010年10月30日
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