「第6回MF文庫Jライトノベル新人賞」 佳作、ならびに 「第2回GA文庫大賞」 奨励賞
を受賞された 冬木冬樹 先生のデビュー作、ということで読ませていただいております。
(イラスト:すまき俊悟 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/kannagi/ 】
縦横無尽に繰り出されるボケと、それに喰らいついていくツッコミ。それらの応酬。
笑いのツボは人によって違う、と言いますがこのテンションに付き合っていけるか。
それがこの本を読む上での1つの鍵になると思います。
百目鬼の “めーちゃん”、犬神の “ハナ”、人間の “珠樹”。この3姉妹に長男
の位置付けとなる座敷童子の “遍” が加わって 「かんなぎ家」 は形成されます。
人の幸せを求める彼らに、不幸な少女 “帯” が加わるところから話は始まります。
“遍” の一人称で語られるひたすらコメディなノリと、幸せを求める背景のシリアスさ。
何ともギャップが激しいところではありますが、意外と真面目に 「幸せとは何か」 を
突き詰めているところは評価に値するのではないかと思います。楽しませてもらいました。
2010年10月30日
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