SE(システムエンジニア)の就業経験がある 夏海公司 先生だからこそ綴ることが
できるワリと嘘偽り無い業界の一端・・・・が覗けるかも知れないシリーズの第2巻です。
(イラスト/Ixy 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1010.php#new9 】
とある記事によると最近、平均給与額が過去最高の下落幅を見せる 「給与破壊」 とも
言える厳しい現実が日本という国には到来しているそうです。・・・そのやり玉として
真っ先に上げられてる業種だと思いますけどね、私個人としては。
そんな厳しい世界に飛び込んだ “工兵” も少しずつSEの仕事が見えてきたところで
直面するシステムを 「作る」 側と 「維持する」 側の思惑。“室見” さんの言い分も
“梢” さんの言い分も良く分かるだけに我が心中も複雑な思いが去来するワケで。
両極に位置する二人が互いを敵視するまで泥沼化した関係をなだめすかして WIN-WIN な
結果にプロジェクトを動かしていった彼の分析力、説得力はなかなかどうして立派なもの
だと思ったりしました。・・・最後は実にうらやまけしからん関係に陥っておりますが。
#現実にはまず有り得ないからね!(^^ヾ
また、「酒は飲んでも飲まれるな」 とか、「ドキュメンテーションの大切さ」 とか、
「文章だけでやりとりすることの限界」 であるとか、「報・連・相」であるとか、SEに
限らず仕事をする上での大切な教訓を、物語という実例をもって学べるかも知れません。
ということで読んだお子さんが父親、母親との意思疎通にも役立てられるかもしれない
本作を、私は引き続きオススメしておきたいと思います。同業種の方との話のタネにも
出来そうですし(w。番外編も溜まったら是非1冊にまとめてほしいところです。
#よろしくお願いしま〜す。 → 「週刊アスキー編集部」様 &「電撃文庫編集部」様
2010年10月16日
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