2010年10月16日

『モンスター・コレクション 烙印ゼミナール(3)』

「グループSNE」 の社長である 安田均 先生の原案を 大井雄紀 先生が1つの物語へと
花膨らませた 『烙印ゼミナール』。そのエンディングを見届けさせてもらいました。
(イラスト:7010 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201004000027


とても綺麗な大団円で、読了感はとても爽やかで清々しく。“アッシュ” が、そして
“ルファ” が辿り着いた結末は、途中の過程があったからこそまた自然で。見ている
こちらも微笑ましく思えるほどでした。

「七星魔道師」 と 「黒曜剣」 の秘密を知り、それでもなお “ガルークル” に、更に
「精霊王」 に立ち向かう “アッシュ” たちの生き様も良かった。彼の居ぬ間にすっかり
様変わりした 「バラン」 を救ったエピソードも人間味が溢れていて素敵でした。

今巻で魅力的な言動を見せた “メディア” がなかなかいい立ち位置で。あれだけの
アプローチをしておきながら最終的には一歩引けるなんていじらしいとしか言えません。
ラストにおける変質魔法の使い方も一本取られた感じでまさに助演女優賞モノ。


こうして3巻で幕を引かれてしまうのが何とも惜しいところではありますが、ひとまずは
無事完結を心よりお祝い申し上げたいと思います。執筆、お疲れさまでございました。
次なる作品の登場を期待、そして祈念しつつ筆を置くことに致します。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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