「電撃モバイル」 にて 『OBSTACLE OVERTURE mobile』 の配信がスタートするなど
独自の世界観を活かし続ける 川上稔 先生の最新作。まだまだ付いていきますよ。
(イラスト/さとやす 先生(TENKY))
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1009.php#new5 】
552 + 776 + 912 + 1160 + 744 + 840 + 904 = 5888 ページ
「電撃文庫」 公式サイトから引用ですが、これまででシリーズ計7冊を刊行して
このページ数。しかもこれでようやく序盤終了という位置付けなのだから驚き。
他のラノベで2倍、「MF文庫J」なら3倍弱相当のテキスト量はまさに圧巻の一言。
上・中巻では “点蔵” と未来嫁 “メアリ” とのやりとりが何とも楽しみなところ
でしたが、下巻はやはり “ミトツダイラ” の、とりわけ母親との交流が注目の的。
(胸を除いた)心身が共に彼女が成長していく過程には喜ばしさを感じました。
江戸に向かう「武蔵」が歴史再現という制約条件に何度も阻まれる最中に見せた
“アンヌ” や “松永”、“義経” が見せた心意気は胸を打つものがありました。
そして 「三方ヶ原の戦い」 終結の条件を背負わされたあの方の決意も、同様に。
そんな助力もあってようやく江戸へ、と思ったらまさかのちゃぶ台返し。様々な
想いを受け継いできたからこそ辿り着いた係留地にて、今こそ恩に報いるべしと
それを世界を動かす糧として動き出す 「武蔵」 の行く末に引き続き期待します。
2010年10月03日
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