2010年08月28日

『とある飛空士への恋歌(4)』

『とある飛空士への追憶』 劇場版アニメの制作も進んでいるという 犬村小六 先生の
「飛空士」 シリーズ最新作。今巻も更に見どころ満載で魅了されることしきりです。
(イラスト/森沢晴行 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#06


前巻で壮絶な空戦を経験し、心に影を落とした “カルエル” に対して突きつけられた
一つの事実。心を閉ざし続ける間も無く 「空族」 との戦闘は続き、ここが死中かという
まさにその時、ついに母の言葉を昇華して放ったあの一言。そしてその後の展開。

・・・すみません、この話運びはマジ泣きそうになりました。やられました。

その前段として “アリエル” が彼を慮る言動が無ければ昇華も不可能だったでしょうし
何より “ノリピー” と “ベンジャミン” の、本当に目を見張るほどの活躍と容赦ない
展開があればこそ向き合えたのだと思うと、この気持ちは抑えられませんでした。

・・・何と言いますか、有り体に申し上げればただ「すげぇ!」としか言いようが無く。

しかも最後にまたとんでもない引きを用意して下さってますし、もう、どうすんだと。
続きが気になって仕方が無いぞ、と声を大にして言わせていただく他にありません。
これは間違いなく 「ガガガ文庫」 を支えるビッグタイトルと言えるでしょう。

・・・『〜追憶』 に続いて秀作となる予感がひしひしと伝わってきます。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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