2010年08月21日

『月見月理解の探偵殺人(3)』

記憶に新しい所では 「ブラック★ロックシューター」 の原画を担当された mebae 先生を
イラスト担当に迎えて綴る 明月千里 先生のシリーズ最新作が刊行されております。

http://ga.sbcr.jp/novel/tukimiduki/


“理解” 付きの専属侍女である “水無月” の登場をきっかけに “月見月理解” という
少女の存在を掘り下げると共に、≪ゾディアック≫ という存在が如何に異常で特異なものか
という点を追求した感じになってますね。事件自体は大人しいほうだったかも。

いろいろな現実、というか事実を突きつけられた “初” がそれでも “理解” のことを
知ろうと歩み寄った結果、解決した事件からさらに別の視点が見えてくるあたりも中々。
mebae 先生の挿絵が二人の関係を絶妙に捉えていたと思います。

「探偵殺人ゲーム」 とはちょっと違った形で 「館モノ」 の話回しをしてきた3巻の
エピローグで “交喙” と “宮越” を交えた微笑ましい後日談の中からまた新たな
事件の火種が、ということで第4巻の刊行を待ち望むことに致します。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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