2010年08月14日

『笑わない科学者と神解きの魔法使い』

「演劇企画ハッピー圏外」 の代表も務める 内堀優一 先生の化学反応ファンタジー。
第2巻の発売を心待ちにしながら、手にとって読ませていただいております。
(イラスト /百円ライター 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1008.php#novel100805


  "Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic."

「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」 とも訳されるクラークの三法則
の内の第三法則。持てる知識を総動員してそれを具現化し、魔法使いである “咲耶” を
驚嘆と羨望の眼差しで釘付けにする “耕介” が相変わらず格好良いです。

“磐長” や “沖島” 教授の言葉尻に隠された “咲耶” への想い、「時詠みの追難」 に
縛られた彼女を救いたいと願う気持ちを鋭い洞察で看破し、また一つ絶望を希望へと
昇華したところが彼のすごいところでもあるなぁ、と再認識させられます。

“沖島” 教授と相対した “倉光” 翁の思惑、そして垣間見える 「リニエッジ機関」 の影。
これは続きが気になる・・・・んですけど 「あとがき」 の書きっぷりがとても気になるところ。
ぜひとも出してほしいと思いますので 「HJ文庫」編集部 さん、よろしくお願いしますよ。


#どっちかと言われればネコミミかなぁ。(ぉぃ

posted by 秋野ソラ at 03:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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