「1st Edition」 「2nd Edition」 時代のリプレイも収録した、まさに 『ダブルクロス』
の歴史を紐解くような本作。綴るのは 矢野俊策 先生/F.E.A.R. となります。
(イラスト:しのとうこ 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=200912000661 】
史朗 : いやあ、天さんの口からそんなまともな言葉が出るとは・・・・・・。
桜 : あー、びっくりした(笑)。
十字 : キミたち、失礼ですよ!? 俺だって、いろいろ考えてますよ!?
ただ、考えてることを全部口に出すだけで!(笑)
GM : そこを抑えないから誤解されるんだろが!(笑)
ハルカ : はいはい、もどすもどす!(笑)
田中天 先生がセッションに加わるだけでここまで話が逸れまくるのか、という好例。(w
そんな大惨事に巻き込まれた大畑顕 先生、小浜智 先生、田中信二 先生たちの様子は
収録2本目のリプレイ 「Contrast Side」 でお楽しみいただけます。
個人的には 「そこまで13歳にこだわるのかっ!」 と言わざるをえない 小浜智 先生の
ロールプレイぶりに注目してほしいところです。(w
そして今巻の注目どころと言えば、やはり 「ドゥームズデイの魔獣」 で “加賀十也”
と衝突していた 「UGN」 時代が懐かしい、今や 「FH」 の 「マスターレイス」 となった
“黒須左京” の背景を描く収録3本目のリプレイ 「Rabid Dog Crying」 であるかと。
首に主人公スイッチのある男、田中信二 先生が明らかにした設定を元に起こしたシナリオ。
更にキャラメイクで変貌を遂げた彼を 田中信二 先生が演じることで明らかになる「欲望」。
「FH」 の検体として連れられた “沙由理” を巡って見せる彼の機微も見逃せませんよ。
「1st Edition」「2nd Edition」、そして 「3rd Edition」 と時を積み上げてきて設定の
仕方やリプレイの書きっぷりにも変化が見られます。そのあたりの雰囲気を感じ取れるのも
本作の特徴ではないでしょうか。ということで楽しませてもらった要素の多い1冊です。
2010年06月19日
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