2010年04月24日

『精恋三国志(1)』

奈々愁仁子 先生の 「第16回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉」 受賞作ということで
手にとって読ませていただいております。
(イラスト/甘塩コメコ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1004.php#new1


先日刊行された 田名部宗司 先生の 『幕末魔法士 −Mage Revolution−』 もそうですが
既知の史実をベースにした物語だと世界観が掴みやすくて話の中に入りやすい、という点
は読み手にとって利点ですね。今回は 「三国志」 というか 「三国志演義」 ですけど。

一度最後まで読み終えた段階でふと表紙を見直してみると 「なるほどね」 という一言が
口をついて出てきました。“優音” というイレギュラーな存在が既存のキャラクターと
どのように絡んでくるのか、ということを如実に表しているかと思います。

1冊としての締めくくりとしては纏まっていたかと感じますが、ここから先に繋げると
するとどこまで史実のネタを使ってくるのか。尺の長さも含めてそこが気になるところ
でもあります。そこは 奈々愁仁子 先生の腕の見せ所、ということにしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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