2010年02月27日

『狼と香辛料(14)』

“ホロ” と “ロレンス” の別離を匂わせるあらすじと展開がどうにも気になる
支倉凍砂 先生と 文倉十 先生の 『狼と香辛料』。最新第14巻が刊行されております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1002.php#new4


・・・いやぁ、読み進めていく中で 『狼と香辛料 狼と金の麦穂』 のイメージが何度も
頭の中にちらついたのですが、最後の最後、土壇場というところで “ロレンス” が
悪足掻いてくれました。素晴らしい切り返し具合でした。

長い旅路の中で培われてきた二人の関係。その気持ちとして、“ホロ” はだいぶ前に
自分の中で昇華できていたようですが、“ロレンス” は未だに曖昧模糊としたまま。
そんな見ていてもどかしい読み手の想いを “エルサ” が代弁してくれています。

作中の “ロレンス” たちのみならず、実際にこちらにも地図が提示されて 「ヨイツ」
という場所の位置関係が掴めてきました。一行が向かうその先に果たして何が見えるのか。
次巻も楽しませていただけるものと期待しております。

posted by 秋野ソラ at 01:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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