2010年02月27日

『竜と勇者(あいつ)と可愛げのない私』

所属ブランドの新作ゲーム、そして 「水戸」 の件でお忙しいのではないかと拝察する
ぎん太 先生のイラストが映える 志村一矢 先生の最新作、読ませていただいております。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1002.php#new14


王宮魔術士としての実力はかなりのもの。しかし身分の違いが立身の道を妨げる──。
そんな世に生を受けた少女 “アンジュ” の一人称で物語は綴られていきます。旅の道連れ
となる “レックス” への気持ちなどが直接伝わってくるので感情移入しやすいと思います。

そして彼女の機微を視覚的に伝える ぎん太 先生の挿絵がイメージにぴったりなところ、
これが読みやすさをプラスする要因になっていたと思います。コントラストが強いので
見栄えが良いですし。 “アンジュ” が告悔する場面はかなりインパクトがあったかと。

彼女が 「アホタレ」 と称する旅の仲間、血を見るのがダメという騎士 “レックス” が
どういう人物なのかはお読みいただいて、ただのグータラではないことをご確認頂ければ
と思います。彼女らの旅に竜の加護があらんことを、ということで次巻刊行が楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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