ご自身がデザインしたゲーム 『ダブルクロス』 を基盤とした 矢野俊策 先生の
ノベライズ、ということで興味深く読ませていただいたところです。
(イラスト:森井しづき 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200909000550 】
・・・最初、弘司 先生かと思ったのはナイショです。(何
事件や事故によく巻き込まれる、という特異性を除けばごくごく普通の少年 “玖郎”。
過保護な姉や気の知れたクラスメイトとの何気ない日常と、「レネゲイドウィルス」 を
発露してから 「オーヴァード」 として過ごす非日常との対比がいかにも、というところ。
彼が持ってしまった力のポテンシャル故に、その支援と歯止め役として共に在ることを
決めた “陽奈” とのやりとりの中で新たな繋がりを見せはじめたと思ったところに
彼の心情を突いた敵の襲来。最中、想いの吐露による心の傷の負い方がまたいかにも。
「絆と裏切りのネオ・アクション」とはよく言ったもので。『ダブルクロス』 らしさが
ふんだんに盛り込まれた内容に仕上がっていると思います。作家としてのスキルアップの
賜物とも言えるのではないかと。矢野 先生らしさが出る作品の上梓を見守りたい所です。
2010年02月13日
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