2009年08月15日

『学校の階段(10)』

長らく走り続けてきた青春の無駄足もついにラスト。「筋肉・・・・どうですか?」と告げられた
甘福あまね 先生が描く渾身の絵と共に 櫂末高彰 先生が紡ぎ出す物語の結末は如何に。

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01


・・・確かにあんな筋肉ムキムキの子がいたらビックリする、というか正直引くわ。(w


階段レースにおいて “刈谷” と自分にしか垣間見えない「先」を追い求める衝動。
それを受け入れる「茨の道」を選んだことである種、狂気にも似た想いが “神庭幸宏” という
少年の心に宿り始めたのがこれまでのお話。

「他人は結局、自分ではないからこの気持ちを分かってもらえるはずがない」 のは事実。
でもそれは、様子を心配に思う相手の気持ち、差し伸べようとする仲間の手を振り払う理由
にはならない──。

・・・それを「階段部包囲網」のいざござの中で見出したとき、その身と共に物語自体にも
纏い始めていた闇を打ち払って「青春グラフィティ」の只中に舞い戻ってきてくれました。
櫂末高彰 先生、甘福あまね 先生、そして関係者の皆様、完結おめでとうございます。


「FB Online」 に掲載された 「完結メッセージ」 「担当カワサキ 氏との対談」 そして
「特別エンドレスフォー」も楽しませてもらいました。これで『学校の階段』シリーズも
終わるのかと思うと寂しいところではありますが、次回作の発表を楽しみにしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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