絵買いですが何か? ということで 瀬那和章 先生の新作 『レンタル・フルムーン』 を
読ませて頂いております。(イラストは すまき俊悟 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0906.php#new12 】
人生の攻略本となることを望んで「教訓メモ」を記し続ける読書好きの高校生 “新太”。
姉の恋愛ジャンキーぶりを反面教師として「恋愛は読むものだ、するものじゃない」とまで
言い切る彼がいかにして「恋のTKO」をくらうか。その過程を楽しませてもらいました。
「雪の女王」と称されるほど貸本屋の存続にしか興味の無い変わり者の “ツクモ” と
世界の存続を賭した仕事を手伝うにつれ、いつの間にか互いの凹凸を補うパートナーと
なっていた “新太”。
そんな二人をなぞらえて 「rental_full_moon」 と名付けられたのかと思うと「なるほど」
と言うべきところでしょう。話もそうですけど「教訓」というツールを通して “新太” の
機微をよくまとめたものだ、と思いました。シリーズの滑り出しとしては好感触かと。
・・・それにしても、あらすじにある「残念なキャラクターたち」ってどういうことだろう?
と思いながら読み進めていったら “ラクア” や “サイード”、“代行者” の挿絵が
それを雄弁に語ってくれていました。納得です。(w
2009年06月27日
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