ひづき夜宵 先生のイラストと共にお送りする 一色銀河 先生の新作、
『とぅ うぃっち せる!』 を拝読しました。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0905.php#new9 】
普段は何気ない日々を過ごす少年 “遼平” が、いざという時に見せる気概の強さ。
私個人の感覚としては 一色銀河 先生らしいな、と感じたキャラクター設定でした。
それにしても、ここまでネガティブ思考なヒロインもそうそういないんじゃないか、と
“エステル” に関して思いました。ただ、それは彼女の生まれ育った家の事情による
ものなので、それはそれで「なるほど」と納得できる設定だったりするワケですけど。
“エステル” が “さくら” や “静久” たちとのやりとりの中で少しずつ “遼平” に
心開いていく過程であるとか、土壇場でもウジウジしているところを諭されてようやく
本領発揮で大団円かと思いきや? といった切り返しも描写として良かったかと。
総じて上手くまとまっていたので読みやすい作品、ということで予想以上の収穫でした。
ちょっと手を広げてみたい、という余力のある方にオススメの一冊かと思います。
2009年06月27日
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