八薙玉造 先生がお送りする「第6回スーパーダッシュ小説新人賞大賞」受賞シリーズ、
この第5巻をもって完結と相成りました。(イラストは 瀬之本久史 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/-emily/#b05 】
遥か高みに君臨する「血風姫」 “ヴィルヘルミーネ” へ果敢に挑む「鉄球王」 “エミリー”。
二人の闘いのキー・パーソンとなったのはやはり、女王教育に目覚めた “グレン” でした。
こうして振り返ってみると、何度と無く押し寄せる悲運に翻弄されながらも歯を食いしばり、
顔を上げ、ただひたすらに未来へ向かおうとする “エミリー” の英雄譚であると同時に、
彼女に「盾」と呼ばれるまで成長した “グレン” の叙事詩でもあったな、と感じます。
数々の修羅場をかいくぐってきた “エミリー” が、最後の最後まで「らしい」言動に
満ち溢れているのも今や “グレン” あってこそ。すべてが丸く収まったワケではないですが
そんな気にさせてくれる結末に心が温かくなる想いです。
ということで、八薙 先生には無事完結を迎えられたことにお喜びを申し上げつつ、
次回作の刊行を楽しみにさせていただく所存です。
2009年06月13日
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