田口仙年堂 先生の新シリーズも読ませて頂いておりまして、先日その第2巻が
刊行されております。(イラスト担当は 朝未 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02 】
日本人、というのは昔から自分(たち)と違うモノへの排斥思想、いわゆる「村八分」の
精神が根強く残っている民族だと認識しているのですが、今巻を読了したことでそんな
おぼろげに抱いていた想いを再び呼び起こされたような気がします。
ということで軍内部において魔神排斥の思想を色濃く内包する “ハイナート” 大佐が
鮮烈デビューしてきたワケですが、あれはヒドいものですな。魔神排斥のためなら手段を
選ばないほどの急進派なのに、普段はおくびにも出さないほどの聖人君子ぶり──。
・・・そりゃあ、“エイゴ” たちもやられっぱなしでいられない気になるのも当然で。
一泡吹かせてから「シーフラウ」へと帰っていた一行ですが、“キサラ” の絵は切り刻まれ
“マルス” は笛の音を披露することも叶わず、苦い思いをした「社会見学」であったことは
否定できません。しかし獣人の子と友達になったり、と大切な何かを培えたこともまた事実。
そうやって少しずつ成長していく彼ら、彼女らを逆恨みの思想を植えつけられた “霊剣楽団”
から護ることが出来るのか。“エイゴ” の奮闘ぶりを予想しつつ、次巻以降の楽しみと
させていただくことに致しましょう。
2009年04月25日
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