藤原祐 先生、椋本夏夜 先生の名コンビでお送りする現代奇譚。「鈴鹿の一族」に
まつわるエピソードが影のように忍び寄つつある第3巻。今巻も楽しく読了させて
もらいました。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0903.php#new12 】
・・・『型羽ちゃん、白装束でお遣いに行く』 は意外と使えるシチュエーションでは?(ぇ
それはさておき。
口絵にある 椋本夏夜 先生のショートコミック、いつも楽しみにしております。
今回は「わくわく蔵物ランド」ということで、これまで登場してきた「蔵物」と
その所有者たる「鈴鹿の一族」との関係を一旦整理するのに役立ちました。
なかなか良い構成だったと思います。本編での表現同様、“夭” に妬く “枯葉” は
可愛らしいもので。そんな微笑ましい場面を醸し出す “夭” と共に登場した新キャラ
“血香” や “血沙”、“檻江” が示す「鈴鹿」の業、「種」としての限界。
さらに “景介” の姉 “雅” の過去を垣間見るエピソードと、その死に囚われた
少女のくびきを解き放つ “景介” 渾身の説得劇。熱量のある文章についつい
時が経つのを忘れてしまうほどでした。
「鈴鹿」の闇に、そして「あの夜」の真実に迫る続きの刊行を楽しみにしておきます。
#ここに来て更に「自爆装置」とは・・・・。こりゃまた一本取られました。(w
2009年03月28日
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