2009年02月14日

『イスカリオテ』

『レンタルマギカ』などで知られる 三田誠 先生の新シリーズ。岸和田ロビン 先生を
イラストに迎えた「人間をただの奇蹟に貶める回路」、断罪衣(イスカリオテ)に纏わる
アクションストーリーの始まりです。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko0811.php#new12


・・・ようやく「積ん読」を崩して辿り着き、読破しましたがキャラクターにしろ、
背景にしろ、そして「断罪衣(イスカリオテ)」にしろ、設定がしっかりしていて
驚きました。「なんで読むの後回しにしてたんだ」と自責の念が絶えません。(^^ヾ

“久瀬諌也” を演じることになった “久瀬イザヤ” という名前への引っ掛け方も
その各々の存在に対する皮肉、それこそ ironic な意味合いが上手く絡まっていて
流石だなぁ、と思いました。

この読了感を上手く言葉で表現しきれないのが自分としてももどかしい限りですが
宗教の概念とか聖人の奇蹟といった要素に興味がない方にもオススメできる物語だと
思います。“久瀬イザヤ” が過ごす一年がどうなっていくのか、楽しみにしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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