「月刊ドラゴンマガジン」を見ている限りでは意外に(?)上り調子なご様子の
葵せきな 先生 & 狗神煌 先生による『生徒会の一存』シリーズ、第3巻です。
【 http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200804000358 】
・・・ “深夏” の挿絵は確かにビックリしました。“鍵” が驚くのも無理はないかと。
それにしても、特に「ヤマ」のない話の連続なのに、こうもムダに突き抜けるような勢いが
続けられるのはある意味スゴいことだと思いますし、何よりどこにも引けを取らないものが
あるとつくづく思います。
多分、各キャラクターの特性が確立して「こういうときはこうするだろう」という展開が
読み手としても掴みやすくなったからなんじゃないかと思います。掛け合いが面白く
感じられる、と言った方が近いのかもしれませんが。
今巻ラストの「後日談」は何やら意味深な、風雲急を告げる展開を見せる感じに
見えますが、11ページにも及ぶあとがきを読んだところではどうやらそうでもないらしい
ということで、引き続きユルい展開が楽しめそうです。十二分に期待しています。