元は単巻企画のハズだった「〜ストライク」も、人気の後押しからシリーズものとして
3巻を刊行するまでに至り、そしてここに完結を迎えます。小太刀右京 先生/F.E.A.R.
とイラストの 石田ヒロユキ 先生でお送りするリプレイ作品です。
【 http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200801000597 】
「・・・・・・ブラストハンド。それが俺の名だ。地獄に行っても忘れるな」
田中天 先生演じる “以蔵” のセリフへ被さるように描かれた 石田ヒロユキ 先生の
イラストが、そのシーンのカッコ良さを引き立たせていたと思います。あれは良い
CLIMAX PHASEの〆でした。
「PC番号」という呪縛から解き放たれた(笑)プレイヤー諸氏のロールプレイは
読んでいて相変わらず楽しくて仕方が無い、という感じで。肝心のシナリオについては
実際に確かめて欲しいところではありますが。“以蔵” が現実と向き合うあのシナリオを。
・・・三田誠 先生が最後の最後まで “モルガン” を唯一無二、最強の存在にして
ネットRPG大好きな美少女として演じきったところが何ともステキでした。
三輪清宗 先生が「三田さんのエンディングだ」と突っ込んだのも頷けます。(w
電車の中で読んでいて思わず笑みがこぼれそうになるのを堪えるのに必死になるほど
楽しいこのシリーズが終わってしまうのは何とも寂しい限り。ここはぜひ、一読者として
ハンドアウトに「レネゲイティア」と書かれる作品が出てくれることを願うばかりです。