2008年03月25日

『SHI-NO ─シノ─ 夢の最果て』

たぶん、「富士見ミステリー文庫」というレーベルの中でかなり「ミステリー」らしいと

言えるであろう、上月雨音 先生(イラスト:東条さかな 先生)の『SHI-NO ─シノ─』

シリーズ。最新の第7巻です。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200710000299


「“鴻池キララ”、一歩前へ──」、そんなフレーズが思い浮かびそうな話の流れに

ちょっとビックリしました。なんで警察関係との繋がりがあるのか、とかキャラクターの

内面に一歩踏み込んだ話も出てきましたので中々興味深いところではあります。

少しずつ、ほんの少しずつではありますがその姿・・・ここで指すのは内面的なもの・・・を

変えていく “志乃” という存在。それが “真白” の示唆する「最悪」「凶悪」なものに

なるのではないかという不安。

・・・いつか何かのキッカケで、それは大切な「何か」を護るためと推察されますが、彼女が

変わったとしても主人公である “僕” は彼女の隣に居るに足る存在となれるのか、

佳境に向けて話の続きが待ち遠しい限りです。


それにしても、東条さかな 先生の 「絵描き後書き」 のイラストは反則的に可愛いですね。

ぜひこういった路線ではっちゃけて、突き抜けていって欲しいものだと、編集部、担当さん

合わせて切に願う次第です。

posted by 秋野ソラ at 18:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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