2007年11月22日

『新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz(4) 誘拐・ヤキモチ・すれ違い』

篠谷志乃 先生がGMを務める『Waltz』リプレイも4巻目を迎え、“キーナ” の

冒険者レベルが5に到達するなど、ほのぼのパーティも戦力として安定した強さを

見せ始めながらキャンペーンは続いていっております。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200708000181


今回、魔性の女こと “ナジカ” が誘拐されたことで残された子供たちがブラック化。

普段の「ほのぼの」したプレイから一転してダーティな雰囲気で話が進んでいったり、

かと思えば男性陣が幼いころに抱いた先生への淡い恋慕の想いを再びくすぶらせたり、

そんな様子を見た “キーナ” にもようやく 「異性」 としての意識が芽生えたり──。

パーティー内の関係に微妙な楔が打ち込まれたかのような、今までとはちょっと違った

繊細なムードを各プレイヤーが上手く演じたリプレイだったかと思います。

・・・そのせい(?)か、“ディケイ” のダイスも奮わなかったみたいですし。(w


にしても、最後の「白いハンカチ」の演出は綺麗にハマりましたねぇ。

TRPGによる偶然の産物であるからこそ、一層際立った結びだったと思います。

その偶然がもたらした悲愴感の漂う今巻の結末をどう払拭しようとするのか、

GM 篠谷志乃 先生のお手並み拝見と参りましょう。

posted by 秋野ソラ at 18:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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