「とら」で1ヶ月近くデモとして流しっぱなしになっていて、その横を通る度に
『こいつはホントに協力する気があるのか〜♪』 という耳につくフレーズを
何度も聞いていたのですが、先日 120,000 Pt. を突破する際に観念(?)して購入。
ムービー好きな方には今更な話でしょうけど、そんな場合はどうぞ生温かい目で
読み進めていってください。
羨ましいほどに甘めな歌声なのにも関わらず、マジメに、ただひたすらにネタ曲を
唄い上げる姿勢が良いですね。パンクでノリがイイところも好感触です。
ここまで潔いと気持ちがスカッとします。
しかもネタ曲なのに詩の完成度と言ったらこの上ないところ。最初はネガティブな
印象を受ける字面が並んでいたのに、いつの間にか前向きでポジティブな言葉が
押し寄せる怒涛のエンディングに突き進んでいくところが何とも小憎い演出で。
そしてまたムービーの出来が素晴らしい。なんでこの詩が生まれたのかという
背景が分かりやすく伝わってきます。これは一見の価値アリですね、確かに。
c/w の 『青色の少年』 も、『ただそれだけを望む〜♪』の後の間奏で「ん?」と
違和感を感じる以外は、子供の頃を何となく思い出させてくれるノスタルジックな
歌詞と相まってとても良いと思います。
・・・それでも思いっきりネタ曲ですが。
そんな感じで久々に同人音楽のレビューを書いてもいいなぁ、と思った作品に
出会ったひと時でした。