で、先月刊行の 『ゾアハンター』 なんですけれども、他の新刊とタイミングが
幸か不幸か重なってしまいまして、つい先日読み終えたところだったりします。
【 http://ga.sbcr.jp/novel/zoahunter/index.html 】
それにしても「ハルキノベルズ」の本って、秋葉原の「とら」でくらいしか
見かけたことないんですが。まぁ、それはさて置いて。
最初、取っつきにくいかなぁ、という印象でもって読み進めていったのですが
気がつけば思いのほか早く読了してしまいました。何と言うか、第一印象よりも
文字が自然と頭の中に入ってくるストーリーだったように思います。
感覚としては子供向けではない特撮モノ、と受け取ってもらっても良いかと。
ワリとアダルティな描写もありますし、設定とか背景とか結構シビアですし。
第四章のラストから第五章にかけてなんか特に。
・・・分かっていても切ないというかやるせないというか、そんな “丈” の気持ちが
ひしひしと伝わってきますからねぇ。やはり少年、というよりは青年向けですね。
進化の道を模索して一つの解に辿り着いた “ゾーン” の行く末を、そして結論を
見守るべく続刊を待ちたいと思います。