2007年07月27日

『堕天使の旋律は飽くなき 夜想譚グリモアリスII』

主従か、盟友か、それとも───。


海冬レイジ 先生・著、松竜 先生・絵、による「人」と「人ならざるもの」を

題材としたミステリー 『夜想譚グリモアリス』 シリーズ第2巻です。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200702000387


あとがきを見る限りでは、第1巻の売れ行きは想定以上あったものと見て

良いのでしょう。まずはその点に祝辞を述べておきたいところです。


重度のシスコンであり、物事に対してシニカルなスタンスを保ち続ける

“桃原誓護” が 教誨師(グリモアリス)“アコニット” の力を借りて

逆転裁判の如く起死回生の大逆転劇をもたらす様が良い感じです。

各シーンごとに時系列を示す番号が振られているので、後で読み返して

「これはそういうことだったのか」と思いを新たにしてみるのもこの作品を

楽しむもう一つの方法であると言えるでしょう。

“アコニット” と “鈴蘭” の関係も気になりますが、彼女と “桃原誓護”

との間柄も気にしつつ、次巻以降も読み進めていきたいと思っております。

posted by 秋野ソラ at 18:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/23984191
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック