2007年05月25日

『マテリアルゴースト(5)』

ということで、先月の短編集から連続刊行、そして無事に最終話を迎えた

葵せきな 先生の「マテゴ」こと『マテリアルゴースト』第5巻です。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200610000099


前巻で初出のキャラがキー・パーソンになる、とありましたので

「主人公も殺されてるし、この先どうなるんだ?」と思っていたら

まさかそう来るとは。

・・・いや、よくよく思い返してみれば確かにそうなる布石はいくつも

敷いてあったのも否めないワケで。ということで “真儀瑠紗鳥” が

「先輩」という殻を完全に崩すシーンなんかは特に印象的でした。


最終的には、“式見蛍” の一癖も二癖もあるハーレム・ライフへと

突入することになりますが、彼の「死にたがり」な人生からすれば

それは遥かに幸せな生活であることは言うまでも無く。

こうして見てみると、やっぱり “真儀瑠紗鳥” のひねくれ具合が

一番好きかなぁ、と思います。“神無深螺” のとぼけ具合も捨て難い

ところですけれども。


最後のシーンについて個人的な解釈を付け加えるとすれば、やはり

あの後は輪廻の輪に還るべき描写のように見えます。いつか「帰宅部」

メンバーが日本を裏から牛耳るまで見守る、というのもアリですが。(w

なにはともあれ、この物語を提供して下さった 葵せきな 先生、

てぃんくる先生、その他関係者の皆様に感謝を。楽しませて頂きました。

次回作がどうなるかはまだ分かりませんが、期待しておくことに致します。

posted by 秋野ソラ at 18:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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