「なあ、ぬしよ、わっちを抱いてくりゃれ?」
・・・このアオリ一文を見ただけで心奪われたかのように3巻まとめ買い。
そして早速、読み倒してしまいました。まだ読んでない新刊もあるのに。
読んでみて分かりましたが、上記のセリフは全然甘い場面で吐かれた
ものではありませんでしたね。・・・むしろ、重い。
行商人ロレンスが偶然出会った “豊作を司る神” 賢狼ホロ。
なし崩し的にホロの故郷を目指して北へ、北へと旅を続けていくうちに
いつしか “言葉ではとても言い表せない” 関係を築いていく物語り。
冒頭にもあるホロのセリフ。花魁詞のような言い回しに慣れてくると
引き込まれる、というかハマります。読み進めるのが楽しくなるくらいに。
特に3巻のラスト。2人の距離が縮まる雰囲気でのやりとりが
とてもよい感じで、何度か読み返してしまいました。
・・・とりあえず、“香辛料” の意味は1巻をお読みいただければ
わかるハズです。ということで、こちらもオススメの一品。
【 http://ameblo.jp/hasekura2/ 】