「あしたの私のつくり方」(講談社) の発売から約18年ぶりとなる 真戸香 先生の新作小説。
高校入学した少年が描いた覚えのない絵を頼りに会いに来た少女と運命の夏を過ごします。
(イラスト:あかもく 先生)
【 https://www.shogakukan.co.jp/books/09453260 】
口下手な気質がもとで中学時代に失敗した経験から人付き合いが苦手になった“夏目”を
待ちわびる一人の少女。今ではほぼ誰も知らないあだ名で彼を呼ぶ“葉山”は彼が彼女に
絵を描いてくれる、という約束を手掛かりに探していたというがそんな覚えはなくて──。
“葉山”が語る「夏目」と、実際の“夏目”。この認識がとにかく一致しなくて別人では
ないかと勘繰る展開が続く中、彼女が見せてくれた「夏目の描いた絵」に残された証跡が
一気に両者を結び付けていきつつ彼が「すこしふしぎ」な状況に巻き込まれるのが印象的。
“葉山”につけられた名前の意味、そして「夏目の描いた絵」に込められた想いを痛烈に
実感するまでに“夏目”が経験したことが前向きに生きる力をもたらす話の結び方は実に
晴れやかで。このまま映像化できるのでは、と思えるほどの2人の青春をぜひご堪能あれ。
2026年01月13日
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