2026年01月02日

『かくして魔法使いノイ・ガレネーは100年後、花嫁となったIII』

六つ花えいこ 先生が贈る、魔王と戦って命を落とした魔法使いとその弟子に纏わる物語。
第3巻は“ノイ”の恋心と“カルディア”の師弟愛が向かい合う運命の行く先を描きます。
(イラスト:夜汽車 先生)

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魔王を倒す、という“カルディア”の悲願は“ノイ”の死に勝る。2度目の死を受容する
彼女の覚悟、彼への想いの深さが言い様の無い切なさを醸し出す逸話の数々。そして彼が
彼女を花嫁として迎える姿勢を変えない所がやるせない気持ちを募らせて実にもどかしい。

魔王を倒せなかった“ノイ”の魔法が後世に継がれていく、という師から弟子に託された
希望の真意を知ることになった瞬間と運命の時が重なる“カルディア”は幸運か、不遇か。
彼を魔法使いとして留める彼女の謡う歌がまさに力を合わせる象徴のようで眩く映ります。

魔王を倒せたら“カルディア”が“ノイ”に抱く感情は師の敬意に勝り恋となり得るのか。
100年かけて拗らせた彼の理性と、彼女の潔い感性が衝突する顛末はハラハラさせられる
ものの、ラストはあの一文で見事に締め括ってくれました。完結を見届けられて幸せです。

posted by 秋野ソラ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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