2025年12月23日

『ひきこまり吸血姫の悶々14』

小林湖底 先生が贈るコミカルファンタジー。第14巻は“プロヘリヤ”に残された寿命を
何とかしようと抗う“コマリ”が、暗躍する“イグナート”たちの陰謀に立ち向かいます。
(イラスト:りいちゅ 先生)

https://ga.sbcr.jp/product/9784815638115/
https://hikikomari.com/


“プロヘリヤ”の命を救うために誰かが犠牲となる。それは許せない“コマリ”と手段は
選ばない“イグナート”との対立構造を描く中で、達観する姿を繕いつつも“コマリ”に
よって生きる未練が残るやるせなさを見せる“プロヘリヤ”の素が窺えるのは心苦しくて。

“カルラ”が運命を左右する駆け引きが続く間、“プロヘリヤ”のためを思って行動する
“イグナート”の真意を勘違いしていたことに気づいてからの展開には驚かされるばかり。
善生を貫いてきた“プロヘリヤ”も失意が拭えない、かの思惑にはやるせなさを覚えます。

“マリヤ”の願いがそもそもの発端とも言える今回の件、“プロヘリヤ”すらその心根を
誤解していたと思い知らされる結末の描写には、心温まるものを感じずにはいられません。
コミカルな要素が抑えめだったのもあって次巻はぜひはっちゃけてくれることを期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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