空洞ユキ 先生の「第21回ライトノベル新人賞・佳作」受賞作。県会議員を務める父親を
殺害された少女が、その死を容認したことで人生を狂わされていく人々の顛末を描きます。
(イラスト:博 先生)
【 https://mfbunkoj.jp/product/touzen_shoujyo/322507001482.html 】
「報道が事実であれば、父は殺されても仕方がないと思います」と会見で“理央”は話す。
父の殺害を許容する娘に母“由依”は拒絶反応を示し、倒れ込んでしまう。支えてくれる
刑事“祥子”に対し、彼女は娘の特殊性を示すべく中学時代の虐めの話を語り始める──。
“理央”を囲む相関図の中で“由依”や“祥子”、恋人の“北条”、暴露動画を配信する
“阿南”、そして父を殺した犯人“隅田”が彼女とどんな係わりを持ち、心を弄ばれるか。
当事者ごとに焦点を当ててドキュメンタリーとして描く内容が妙に現実的で驚かされます。
“理央”のことを本に纏めて出版したい、と考えるノンフィクション作家“西宮”の視点。
それすらもお見通しという彼女の人心掌握術に空恐ろしさを覚えつつ、理想を求める姿に
興味を抱かずにはいられない。世界との係わりを模索し続ける先に何が待つのか注目です。
2025年12月16日
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