宮下愚弟 先生の「第19回小学館ライトノベル大賞・優秀賞」受賞作。邪族と戦う勇者が
欲する「勇者の剣」を探し、届けるために命を懸ける者たちを描くファンタジー作品です。
(イラスト:カラスロ 先生)
【 https://www.shogakukan.co.jp/books/09453269 】
勇者“アステラ”は考える。「希望という灯火を受け継いできた者はみな英雄なのだ」と。
彼が放つ魔法は人に仇をなす怪物「邪族」を圧倒するも武器が耐えられず、壊れてしまう。
それを解決する「勇者の剣」発見の知らせを聞き、彼はその到着を信じて待ち続ける──。
「名前のない英雄」は誰だったのかと想いを馳せて、口絵にある「辺境の少年」のことを
振り返ると「俺」「兄ちゃん」「君」「あなた」「あんた」「お前さん」などの指示語で
しか呼ばれていない。けど言った人物の文脈で意図は伝わる。なるほどに絶妙なタイトル。
「必ず帰る」と“メノウ”と交わした約束。「死相が視える」と“ライラ”が告げた予知。
邪族から執拗に勇者の剣、そして命も狙われる緊迫感の中で垣間見える仲間たちの人間性
にも心を奪われながら、どちらが勝ったかを示すエピローグの演出も見事。オススメです。
2025年12月02日
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