竹岡葉月 先生が贈る、異世界を救った勇者と普通の主婦によるおもてなしファンタジー。
第2巻は“伊吹”とは異なる方針で異世界と関わっていく人々と“ひばり”が出会います。
(イラスト:コタチユウ 先生)
【 https://lbunko.kadokawa.co.jp/product/dannaerufu/322504000726.html 】
【 https://kakuyomu.jp/works/16818093081996300874 】
定年退職を迎える勇者“カズオ”にまつわる異文化、というか異人種交流の難しさに隠れ
“伊吹”と実母との妙な距離感が残す余波。彼も含めた勇者という仕事の特異性、それに
巻き込まれる家族の心境を、“ひばり”の観点も交えて描いていくところがまず印象深い。
育児休暇を終え、異世界で活動するチームのリーダーとして復帰する“加世子”の逸話も
こんな仕事だからこそ家族生活との両立が難しいことを印象づける生々しい描写が特徴的。
彼女を手助けする話の中で“ひばり”のやさしさや良妻ぶりが際立つのも見どころの一つ。
夫婦生活が当たり前のように続く、とは言い切れない勇者の仕事に潜む労働災害の危険性。
立場的にも隠し事が多い“伊吹”に流石の“ひばり”も物申す顛末には驚かされると共に、
彼を応援したい気持ちが伝わってくるのは良かった。約束は守っていただきたいものです。
2025年10月02日
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